介護ロボットの話だというので、「ドラえもん」みたいなほんわかした
物語かと思っていたら、激しいアクション場面ばかりでした。CGの
技術に感心しました。追跡シーンや戦いのシーンがやたら多くて、
迫力満載でした。
舞台は東京とSan Franciscoが合わさった架空の都市「サンフラン
ソウキョウ」で、六本木ヒルズや東京タワーや首都高や、サン
フランシスコの街並みが出てきました。滑稽だったのは、中国
みたいな赤い提灯が並んでいたり、電車が100メートルぐらい
ありそうな高い高架線を走っていたことです。それから東京は
清潔な都市のはずなのに、裏通りの汚い場所がたくさん出てきたこと
でした。きれいな場所はサンフランシスコでした。サンフランシスコの
ビルに招き猫が付いていたり、「何じゃ~これ」と思う箇所がたくさん
ありました。
ストーリーはウルトラマンとか七人の侍みたいに、みんなで
協力して悪者をやっつけるという日本のアニメの典型でした。
原作はアメリカのマンガだそうです。
「大学に行くべきだ」というメッセージはSteve Jobsが「大学には
行かなくていい」というメッセージを発したことへの反動かなあと
思いました。
ベイマックスは介護ロボットなので、敵を殺さないという主義も
平和的でいいと思いました。
たくさんの「お宅」(nerd)が出てくるのもお宅礼賛で良かったです。
ガレージでロボットを改造したりして、夢があると思いました。
ただし、このアニメはうるさ過ぎて、場面の展開が速すぎて、疲れ
ます。2Dで見たからましだったけれど、あれを3Dで見たら
船酔いしたと思います。
学生に感想を聞いてみたら、アクションが激しくてわくわくしたと
いう意見が多かったです。宣伝と映画の内容が違っていたという意見もありました。
アクション好きの方にはお勧めの映画です。 サイト (M)