先日、初めて迎賓館を見学してきました。いつもオフィスの窓から真正面に見えるそれを眺めているばかりで、中に入ったことが一度もありませんでしたので、今年は参観期間に応募して見学のチャンスを得ました。
そもそも、日本が西欧風の建物をまねて建てたところに外国からの来賓を受け入れても、その文化の本国の人から見れば、せいぜいよく真似たな、ぐらいで余りいい評価が得られないのではないかといつも思っていました。自分でも外国に行って日本風の建築物や日本料理屋とかに連れて行かれても、大抵はやっぱり本物とは違うなあ、ぐらいにしか感じないことが多かったからです。
実はこの建物の由来を知らなかったのですが、明治42年に東宮御所として建設されたものだとか。その頃の日本の事情を考えれば、純粋に欧米に並び列強の一員と認められようとした意図もなるほどと納得がいきました。でも迎賓館になったのは昭和42年で、その時代になってもこの西洋風の建築物を国賓をお迎えする日本の正式の迎賓館として採用したことには今でもちょっと疑問を感じます。そうではなくて、日本風の建築様式の迎賓館の方がずっとふさわしかろう思いますが、皆さんはどうお考えになりますか?(Y)
あ、コメント欄を利用すれば簡単だったのね。(H.S)
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