2014年2月6日木曜日

映画 American Hustle

映画"American Hustle"を見てきました。1978年、男女二人組の詐欺師(IrvingとSydney)がFBIに捕まり、FBIのRichieから政治家の収賄に対するおとり捜査に協力すれば釈放されるという話を持ちかけられます。それでRichieが大規模なカジノを開発するという計画をでっちあげ、その話に市長や議員などを巻き込みます。IrvingとSydneyは恋人同士なのですが、FBIのRichieも詐欺師の
Sydneyを好きになります。それに加えてIrvingの妻のRosalynが不安定な天真爛漫な人で、おとり捜査の計画を壊しそうになります。カジノの開発計画にはマフィアも参加し、IrvingはFBIとマフィアと市長の間で悩みます。

騙しあいがずっと続き、映画の初めから終わりまで結末が推測できません。だから退屈する暇がありませんでした。会話はユーモラスで、おとり捜査をやっているというより、ゲームを見ているような気がしました。中東のお金持ちをでっちあげる場面などは笑えました。またFBIの上司が経費を節約しようという場面もおもしろかったです。

詐欺師Irving役のChristian Baleがカッコ悪くて、ハンサムな素顔との違いに驚いてしまいました。詐欺師Sydney役のAmy Adamsはセクシー過ぎるドレスを次々に着こなして好演していました。FBIのエージェントRichie役のBradley Cooperもステキでした。でもMが一番すばらしいと思ったのはIrvingの妻Rosalyn役のJennifer Lawrenceでした。賑やかで華やかで危うくて、存在感がありました。4人共がアカデミー賞候補で、そういう例は他には無いかもしれません。

1978年の衣装、車、景色、音楽もなつかしい感じがしました。また電子レンジが珍しかったり、携帯電話が無くて、固定電話を借りて連絡したりと、その当時の雰囲気がよく出ていました。女性たちの盛り盛りの髪形もおもしろかったです。

でも笑ってばかりはいられないと思いました。こんなおとり捜査をやられたら、善良な政治家でも逮捕されるかもしれません。 収賄は犯罪ですが、おとり捜査がどこまで許されるべきなのか考えてしまいました。    
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この映画はお勧めです。 (M)       


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